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金属市況NewS vol.71

月曜日, 3月 4th, 2013

現地 3月1日

2月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)が50.1と事前予想の50.2を下回ったこと、1月のユーロ圏失業率が11.9%と過去最悪ペースで推移していることを嫌気しメタル売り込まれ年初来の安値をまたも更新。加えてユーロ圏の製造業PMIも2月が47.9と1年7カ月連続で景気拡大の分岐点となる50を下回っていること、米歳出削減の期限も迫っていることも弱材料となり終始売り優勢。しかし、歳出削減で景気が悪化すればFRBが追加の緩和措置を講じるとの楽観的な見方(都合のよい見方)も浮上し、ようやく買い戻し。1月の米個人消費は前月比0.2%増、個人所得は3.6%減少。2月の米消費者信頼感指数確報値は77.6に上方修正され、予想の76.3を上回った。

2月の米ISM製造業景況指数は54.2に上昇、事前予想の52.5を上回る

LMEカッパー前日比トン当たり207.5ドル安の7620ドル、アルミ新塊45.5ドル安の1914.5ドルと5営業日連続で年初来安値を更新。鉛67.5ドル安の2220ドル、ニッケル235ドル安の16,425ドル、錫490ドル 安の23,045ドル、ジンク63.5ドル安の2002ドル

ドイチェバンク、SPOT鉄鉱石価格は近々にUSD110/tonまで落ち、つまりは中国の鉄鉱石生産の限界原価を追求する下げが続き、最悪で80ドルまで落ちると予想。鉄鉱石の供給過剰と中国でのEAF(電炉)処理増、スクラップ使用増(2017年より)による相対的な鉄鉱石使用量減で。

米中西部の鉄スクラップ市況、3月はUSD20~30/ton上昇する見込み。鉄鋼メーカーはスクラップの在庫補充を行う必要があるが、同地区のスクラップディーラーの在庫少なし、とシンシナティスクラップブローカー。2月にメーカーがスクラップ買値を下げたことで流れが悪くなったと指摘。シカゴのスクラップ価格は2月に約10ドル下落。シンシナでは18ドル、デトロイトでは25ドルもの下げとなった2月。3月は1月時の価格に戻る。
チリのエスコンディーダ銅鉱山の2012年銅生産は107万5825トンで前年比31.3%の増加。11年がストなどがあり819,261トンと大幅に落ち込んでいた。

NYMEX原油続落。前日比バレル当たり1.37ドル安の90.68ドル。米強制歳出削減措置の発動による景気への悪影響懸念、2月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)の低下、OPECの増産観測が嫌気され年初来安値更新

NY金続落。前日比5.8ドル安の1571.9ドル。米株価上昇による逃避資産の手仕舞い売りで反落。運用益悪化による手仕舞い売りも後に続く。プラチナは10.9ドル続落で1571.9ドルと金と肩を並べる。

1日の米株は反発。前日比35.17ドル高の1万4089.66ドル。07年10月12日以来、5年5カ月ぶりの高値。良好な米経済指標が相次いで発表されたことで買い優勢の展開となった。米消費者マインド指数確報値は昨年11月以来の高水準を記録。投資家心理改善さる。

ISO14001維持審査を受けました。

火曜日, 2月 26th, 2013

平成25年2月7日に認証5年経過となるISO14001維持審査を受け適合のご評価をいただきました。

今年度は、暖房燃料の消費削減を目標に炉熱を配管を通して工場内に回す設備を行い、結果暖房燃料の大幅な削減対策が出来ました。

今後も、「地球にやさしい物づくり」を目指し更なる環境対策を講じてまいります。 皆様方の変わらぬ応援をお願い申上げます。

以上

2012年12月の主要材料及び為替・原油相場

木曜日, 12月 6th, 2012
 2012年 12   TTS 原油    1バレル  銅建値  亜鉛建値  鉛建値 日経アルミ新塊99.7
  ()   ()  (/kg)  (/kg)  (/kg)  (/kg)
  前月最終日 108.00 680 205 225 217
12月1日
12月2日
12月3日 108.00 700 215 235
12月4日 107.60 700 215 235 227
12月5日 700 215 235 228
12月6日
12月7日
12月8日
12月9日
12月10日
12月11日
12月12日
12月13日
12月14日
12月15日
12月16日
12月17日
12月18日
12月19日
12月20日
12月21日
12月22日
12月23日
12月24日
12月25日
12月26日
12月27日
12月28日
12月29日
12月30日
12月31日
Ave #DIV/0! 107.80 700.00 215.00 235.00 227.50

金属市況NewS vol.70

水曜日, 12月 5th, 2012

『米財政問題の不透明感広がりメタル反落』
これまでの上げに対する反動で売り先行となったところに米の予算協議が難航し「財政の崖」問題への不透明感が広がり反落。米協議では富裕層の増税に関して民主党と共和党が対立。金の急落も市場センチメントを悪化させた。

Nycomexカッパーは前日比ポンド当たり0.3セント安の3.6555ドル(3月)LMEカッパー現物は同トン当たり15.5ドル高の7991ドル、アルミ新塊は4ドル高の2100.5ドル、アロイ29ドル高の1990ドル、鉛14ドル安の2230ドル、ニッケル285ドル安の17,315ドル、錫85ドル安の21,775ドル、ジンク13ドル安の2011.5ドル

米の財政問題は不安定要素だが、世界最大の銅消費国である中国の経済先行きにやや明るい兆しが見え始めていることで弱気要因は減ってきている。クレディスイスのメタルアナリスト、イワン氏は銅が次の2カ月で上昇軌道に入る、との予想を示す。ただ、中国での保税倉庫などの在庫がすでに100万トン以上に達していることは懸念。

NY金銀ともに急反落。金は前日比オンス当たり25.2ドル安の1694.4ドル、銀は0.947ドル安の32.734ドル。アジアの株価下落、銅の下落、米予算協議に対する不透明感から売り優勢の展開となった。大口の売りによる金の運用低下が嫌気され2週間ぶりに安値に陥落。来年の米の増税を見越した売り、と金の運用が上がらないことに対する失望売りが出た。

4日の米株は続落。前日比13.90ドル安の1万2951.70ドル。財政の崖回避に向けた与野党協議が停滞。目先の利益をひとまず確定する売りが先行し下落。

金属市況NewS vol.69

火曜日, 12月 4th, 2012

『中国PMIの上昇とドル安でメタル続伸 カッパー8000ドル乗せ』

2日に発表された11月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)が50.6に上昇。3カ月連続で改善さる。加えてのドル安背景がメタルを押し上げ続伸。カッパー8000ドル乗せで買い加速。米のSM(供給管理協会)指数は49.5に低下し事前予想の51.4を下回るが、ハリケーンの影響とみられマイナス材料には成り得ず。10月の米建設支出は前月比で1.4%増加となったことがプラス材料。

Nycomexカッパー続伸。前週末比ポンド当たり0.85セント高の3.6585ドル(3月限)、LMEカッパーキャッシュで同トン当たり26.5ドル高の7975.5ドル、3カ月先物で8015ドルに乗せる。アルミ新塊は同17.5ドル高の2096.5ドル、アルミ合金64ドル安の1961ドル、鉛10.5ドル安の2244ドル、ニッケル500ドル高の17600ドル、錫60ドル高の21860ドル、ジンク3.5ドル安の2024.5ドル。

NYMEX原油は続伸。前週末比バレル当たり0.18ドル高の89.09ドル。中国PMIの改善、対ユーロでのドル安背景で2週間ぶりの高値へ上伸。

金属市況NewS vol.68

金曜日, 11月 30th, 2012

『米財政の崖問題楽観視、GDP上方修正、欧州景況感改善で反発』

懸案の米「財政の崖」回避に関し、オバマ大統領や共和党議員が楽観的な発言を行ったことを好感。ドル安背景もあり、メタルはリスク選好の買いが入り急反発。また3Qの米GDP改定値で前期比2.7%増加、10月の米中古住宅販売成約指数が前月比5.2%上昇、新規失業保険申請件数の減少(39万3000件)、ユーロ圏景況感指数の上昇、11月の独失業者数が事前予想の1万5000人増を下回る5000人増にとどまったことなど、買い材料のオンパレードでメタルは全面高となった。

Nycomexカッパーは前日比ポンド当たり6.8セント高の3.6055ドル(3月限)、LMEカッパーは同トン当たり130ドル高の7850ドル、10月22日以来 の高値HIT。アルミ新塊53.5ドル高の2046ドル、アロイ35ドル高の1935.5 ドル、鉛51ドル高の2239ドル、ニッケル325ドル高の17225ドル、錫365ドル高の21,610ドル、ジンク49ドル高の2006ドル。

NYMEX原油も反発。前日比バレル当たり1.58ドル高の88.07ドル。米「財政の崖」回避に関して、オバマ大統領とベイナー下院銀の楽観的な発言を受け買い急進。複数の米経済指標改善も手伝った。

金属市況NewS vol.67

木曜日, 11月 29th, 2012

『米財政問題と新築住宅販売減でメタル軟化』

市場の関心が米の財政問題に移るなか、上院民主党議員が財政問題の協議で進展はなかったとコメントしたことが相場を圧迫。リスク回避の流れ強まり売り優勢の展開に。中国が地下鉄・鉄道整備に1660億元(255億ドル)の予算を承認したことは買い材料となるも、10月の米新築住宅販売件数が前月比0.3%減の36.8万件と予想を下回ったことでまた地合い軟化。

Nycomexカッパーは前日比ポンド当たり1.2セント安の3.5245ドル(12月限)、LMEカッパーは同トン当たり76ドル安の7720ドル、アルミ新塊は10.5ドル安の1992.5ドル、アロイ5ドル安の1905ドル、鉛10.5ドル安の2188ドル、ニッケル230ドル高の16900ドル、錫110ドル高の21,245ドル 、ジンク14.5ドル安の1957ドル

2013年の中国の銅消費はなお冷え込む、とMinmetasのジェリー社長がMetalBulletinの会議で発表。江西銅業のWu社長は2012年の銅消費 は4.8%増加するが2013年は成長ペースが低下する、としているが具体的な数字はあげず。

NYMEX原油続落。前日比バレル当たり0.69ドル安の86.49ドル。米の財政問題懸念、ファンダメンタルの弱さで圧迫。地合いは軟調。米EIAでの予想以上のガソリン在庫上昇が嫌気さる。NY金銀続落。金は前日比オンス当たり25.7ドル安の1716.5ドル、銀は0.301ドル安の33.681ドル。金は3週間ぶりの大幅安。米の財政協議に進展なく、悲観的な見方が広がったことで売られた。財政の崖は想像以上に解決困難な問題。

その一方で、米国債相場は3日続伸。財政の崖の回避で協議が難航しているとの見方を背景に5年債入札での需要が8年ぶりの高水準。

米FRBが28日に発表した地区連銀経済報告(ベージュブック)では12地区の連銀のうち7連銀が2013年の経済見通しに懸念を表明。米議会が対応策を講じなければ年明けに増税と歳出削減が自動的に実施されることになる。

金属市況NewS vol.66

水曜日, 11月 28th, 2012

『ユーロ圏財務相&IMFがギリシャ向け融資合意に至りメタル続伸』

ユーロ圏財務相と国際通貨基金(IMF)がギリシャ向け融資で合意したことをはやし続伸。ドル安、原油高背景もサポートした。しかし後半はドルの反発、米株反落、米耐久財受注が前月比で変わらずにとどまったことから戻り売りも散発。10月の米耐久財受注は前月比変わらず、事前予想の0.7%減少を上回る。11月の米消費者信頼感指数は73.7に上昇し、事前予想の73を 上回る。9月の米住宅価格指数は前月比で0.2%上昇(事前予想は0.4%上昇だった)

Nycomexカッパーは前日比ほぼ変わらずで3.5365ドル(12月限)、LMEカッパー続伸で25.5ドル高の7796ドル、アルミ新塊も続伸で26.5ドル高の2003ドル、アロイ20ドル高の1910ドル、鉛2.5ドル安の2198.5ドル、ニッケル5ドル安の16,670ドル、錫310ドル高の21,135ドル、ジンク4ドル高の1971.5ドル。

アルミ新塊相場は10月11日以来の高値2000ドル抜け。LMEアルミの総在庫517万4500トンのうちキャンセルワラント(認証取り消し)分は182万7425トンで総在庫の35.3%。2013年1-3月期のアルミ新塊対日プレミアムは10-12月期の255ドル前後から15ドル下落の240ドルに落ち着く方向。
アジアのアルミ合金市場は実勢変わらず。上海シグマD12でトン2230~2250ドル、イエチュ、デルタなどが2120~2140ドルと先
週比変わらず。ロシア5M2は1910~1940ドルでこちらも変わらず。LMEは上がっているものの日本の買いが弱いことと、為替の円安も重なりドルベースは据え置かれている。

NYMEX原油続落。前日比バレル当たり0.56ドル安の87.18ドル。対ユーロでのドル高、原油需給面での弱さがクローズアップされ続落。NY金銀ともに続落。金は前日比オンス当たり7.3ドル安の1742.2ドル、銀は0.158ドル安の33.982ドル。ギリシャ支援合意は好材料だったが、ドル反発、株価下落が下押しした。

金属市況NewS vol.65

火曜日, 11月 27th, 2012

『ユーロ圏財務相&IMFがギリシャ向け融資合意に至りメタル続伸』

ユーロ圏財務相と国際通貨基金(IMF)がギリシャ向け融資で合意したことをはやし続伸。ドル安、原油高背景もサポートした。しかし後半はドルの反発、米株反落、米耐久財受注が前月比で変わらずにとどまったことから戻り売りも散発。10月の米耐久財受注は前月比変わらず、事前予想の0.7%減少を上回る。11月の米消費者信頼感指数は73.7に上昇し、事前予想の73を 上回る。9月の米住宅価格指数は前月比で0.2%上昇(事前予想は0.4%上昇だった)

Nycomexカッパーは前日比ほぼ変わらずで3.5365ドル(12月限)、LMEカッパー続伸で25.5ドル高の7796ドル、アルミ新塊も続伸で26.5ドル高の2003ドル、アロイ20ドル高の1910ドル、鉛2.5ドル安の2198.5ドル、ニッケル5ドル安の16,670ドル、錫310ドル高の21,135ドル、ジンク4ドル高の1971.5ドル。

アルミ新塊相場は10月11日以来の高値2000ドル抜け。LMEアルミの総在庫517万4500トンのうちキャンセルワラント(認証取り消し)分は182万7425トンで総在庫の35.3%。2013年1-3月期のアルミ新塊対日プレミアムは10-12月期の255ドル前後から15ドル下落の240ドルに落ち着く方向。
アジアのアルミ合金市場は実勢変わらず。上海シグマD12でトン2230~2250ドル、イエチュ、デルタなどが2120~2140ドルと先
週比変わらず。ロシア5M2は1910~1940ドルでこちらも変わらず。LMEは上がっているものの日本の買いが弱いことと、為替の円安も重なりドルベースは据え置かれている。

NYMEX原油続落。前日比バレル当たり0.56ドル安の87.18ドル。対ユーロでのドル高、原油需給面での弱さがクローズアップされ続落。NY金銀ともに続落。金は前日比オンス当たり7.3ドル安の1742.2ドル、銀は0.158ドル安の33.982ドル。ギリシャ支援合意は好材料だったが、ドル反発、株価下落が下押しした。

代表取締役社長交代のお知らせ

木曜日, 9月 27th, 2012

代表取締役社長交代のお知らせ

弊社臨時株主総会及び取締役会において以下の通り決定いたしました。

2012年9月吉日 代表取締役社長に竹内 透(前取締役製造部長)が就任いたしました。

尚、竹内 奎造(前代表取締役社長)は取締役会長に就任いたしました。

今後とも、変わらぬご愛顧のほど宜しくお願いを申し上げます。

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