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材料市況速報

金属市況NewS vol.66

『ユーロ圏財務相&IMFがギリシャ向け融資合意に至りメタル続伸』

ユーロ圏財務相と国際通貨基金(IMF)がギリシャ向け融資で合意したことをはやし続伸。ドル安、原油高背景もサポートした。しかし後半はドルの反発、米株反落、米耐久財受注が前月比で変わらずにとどまったことから戻り売りも散発。10月の米耐久財受注は前月比変わらず、事前予想の0.7%減少を上回る。11月の米消費者信頼感指数は73.7に上昇し、事前予想の73を 上回る。9月の米住宅価格指数は前月比で0.2%上昇(事前予想は0.4%上昇だった)

Nycomexカッパーは前日比ほぼ変わらずで3.5365ドル(12月限)、LMEカッパー続伸で25.5ドル高の7796ドル、アルミ新塊も続伸で26.5ドル高の2003ドル、アロイ20ドル高の1910ドル、鉛2.5ドル安の2198.5ドル、ニッケル5ドル安の16,670ドル、錫310ドル高の21,135ドル、ジンク4ドル高の1971.5ドル。

アルミ新塊相場は10月11日以来の高値2000ドル抜け。LMEアルミの総在庫517万4500トンのうちキャンセルワラント(認証取り消し)分は182万7425トンで総在庫の35.3%。2013年1-3月期のアルミ新塊対日プレミアムは10-12月期の255ドル前後から15ドル下落の240ドルに落ち着く方向。
アジアのアルミ合金市場は実勢変わらず。上海シグマD12でトン2230~2250ドル、イエチュ、デルタなどが2120~2140ドルと先
週比変わらず。ロシア5M2は1910~1940ドルでこちらも変わらず。LMEは上がっているものの日本の買いが弱いことと、為替の円安も重なりドルベースは据え置かれている。

NYMEX原油続落。前日比バレル当たり0.56ドル安の87.18ドル。対ユーロでのドル高、原油需給面での弱さがクローズアップされ続落。NY金銀ともに続落。金は前日比オンス当たり7.3ドル安の1742.2ドル、銀は0.158ドル安の33.982ドル。ギリシャ支援合意は好材料だったが、ドル反発、株価下落が下押しした。

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