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金属市況NewS vol.88

月曜日, 8月 19th, 2013

『中国、米国の景気回復ムードを好感しメタル続伸』

昨日の米週間新規失業保険申請件数の減少が材料視されたことに加えて中国の株価上昇でメタル買いにSPIKE。中国、米国の景気回復基調で買い優勢の展開となりLMEメタルは6月上旬来の高値。
欧州経済も回復してきており、現時点では強材料が目立つ。
カッパー10週間ぶりの高値HIT!

6月のユーロ圏貿易黒字は173億ユーロに増加、7月のユーロ圏CPI改定値は前年比1.6%上昇に据え置き、前月比0.5%低下。7月の米住宅着工件数は前月比5.9%増加の89.6万件、予想の90万件を下回る。許可件数は2.7%増加の94.3万件、予想の94.5万件を下回る。8月の米消費者信頼感指数速報値は80.0に低下、予想の85.2を下回る。

LMEカッパー、前日比トン当たり107.5ドル高の7335.5ドル、6月5日以来の高値。7300ドルの壁を超えたことで次は7500ドルにTRYアルミ新塊も34ドル高の1876.5ドルと6月上旬来の高値。
国、米国の景気回復感は銅相場によって大きなプラス。

また実際にアジア市場で特に現物のカッパーカソードのひっ迫感が増し、カソードのプレミアムが200ドル近くまで上昇していることも相場を後押し。LME銅在庫の連続的な減少で4月初旬以来の在庫量まで落ちていることも強力なプラス材料。6月下旬時からは14%減少に至っている。

金属市況NewS vol.87

金曜日, 8月 16th, 2013

『世界的な株安でメタルDown、貴金属はUp』

欧米景気回復+中国の底入れ感で上昇を続けてきたLME METALだが、世界の株式市場の下落に引きづられDOWN。貴金属は資金逃避需要をつかみ大幅up。米QE縮小開始観測で上値重い

LMEカッパーは前日比トン当たり44.5ドル安の7228ドル、後場は戻して7236ドル。アルミ新塊は7.5ドル高の1842.5ドル、鉛21ドル高の2190ドル、ニッケル65ドル安の14660ドル、錫300ドル安の21,525ドル、亜鉛2.5ドル高の1905ドル

中国非鉄大手、チャイナルコの銅部門は、GlencoreXstrata社がペルー に所有している銅鉱山を購入する方向。ゴールドマンサックスとモルガンスタンリーに助言求める。ペルーのLas Bambas鉱山を購入する見通し。購入コストは52億ドル、2015年から40万トンの銅を生産していく予定。

NYMEX原油、続伸。前日比バレル当たり0.48ドル高の107.33ドル。米QE縮小開始観測の強まりと重苦しい展開だったが、エジプト情勢の緊迫化を背景とした供給懸念の高まりから買い入る。

米週間新規失業保険申請件数が2007年10月以来の低水準となったことを受け、FRBによるQE縮小開始観測強まる。

NY金は急伸。前日比オンス当たり27.5ドル高の1361.1ドル(10月限)銀は1.148ドル高の22.935ドルと大幅UP。

米週間新規失業保険申請件数がほぼ6年ぶりの低水準となったことを受け、再び米QE縮小開始観測が強まる。

金属市況NewS vol.86

水曜日, 8月 14th, 2013

『米QE縮小開始観測からメタル軟化も独景気好転期待で下支え』

7月の米小売売上高が4カ月連続の増加となったことを受け、米量的緩和縮小観測が再び浮上。

メタル相場を圧迫す。しかしようやく立ち直ってきた欧州経済の証として、8月の独ZEW景気期待指数が42と事前予想の39.9を上回ったことが買い材料となった。

Nycomexカッパー9月先物は前日比1.4セント高の3.3170ドル、LMEカッパーは同トン当たり35ドル高の7281ドル、後場は7247.5ドルにDown、以下、後場価格。

アルミ新塊1832.5ドル、アルミアロイ1783ドル、鉛は前場比21ドル安の2157ドル、ニッケル前場比115ドル安の14620ドル、錫125ドル安の21,925ドル、亜鉛10ドル安1894.5ドル

金属市況NewS vol.85

火曜日, 8月 13th, 2013

『米中欧の景気底入れ感でメタル堅調』

中国の景気回復感と米株価急伸でメタル堅調。先週発表された中国の経済統計が不思議と軒並み良好な結果であったことから、また不思議な景気回復感に包まれ買い増し。

中国の株価も急伸す。逆に正直申告の日本の2QのGDPは予想を下回り嫌気される。後半はドル安などで買い優勢。概ねLMEメタルは2カ月ぶりの高値圏に位置している。

2Qの日本のGDP成長率は前期比年率2.6%、予想の3.6%を下回る。2QのギリシャのGDP成長率は前期比ー4.6%、予想のー5%を上回る。

先週、10カ月ぶりのBIG WEEKを作ったカッパーは、LMEで続伸。前週末比トン60ドル高の7246ドル、Nycomexカッパーは同ポンド当たり0.35セント安の3.303ドル(9月先物)。INTLFCstoneのアナリストは中国の経済成長は減速基調変わらずと見ているため、先行きには慎重な見方をもっている。

LMEアルミは続伸。同トン当たり11ドル高の1832.5ドル、鉛も続伸で28ドル高の2180ドル、ニッケルも続伸で325ドル高の14,775ドル、錫45ドル安の22,105ドル

NYMEX原油は続伸。前週末比バレル当たり0.14ドル高の106.11ドル。日本の2QGDPが事前予想を下回ったことが嫌気されるが、北海とリビアの供給障害が材料視され上伸。

金属市況NewS vol.84

月曜日, 8月 12th, 2013

『中国の景気回復感をはやしメタル続伸』

中国の鉱工業生産や小売売上高が増加するなど、中国の景気回復感をはやした買いでメタル続伸。EU景気も改善の兆しが見られるなかで、来週発表される2QのドイツGDPにも期待がかかり投機的、テクニカルな買いも誘って続伸強地合い。

7月の中国鉱工業生産は前年同月比9.7%増加、予想の9%増加を上回る。7月の中国小売売上高は前年比13.2%増。7月の中国自動車販売台数は前年比9.9%増加の151万台。6月は11.2%増加。1-7月の中国不動産投資は前年同期比20.5%増加。

Nycomexカッパーは前日比1.1%高のポンド当たり3.3065ドル(9月先物)。6月6日以来、2カ月ぶりHIGH PRICE。COMEX COPPER価格は今週4.2%の上昇をみて、昨年9月以来に盛り上がった1週間。世界のCOPPER DEMANDの40%を占める中国経済が改善されつつあること、中国の銅輸入の増加、保税倉庫在庫の減少などプラス材料多く、まだまだ上昇余地あり。7400~7500ドルのレンジまで上昇する予想。

弱気のアルミも続伸で6月12日以来、2カ月ぶりの高値マーク。ニッケルも続伸で14,500ドル近くまで上伸。IRU予想の15,000ドル突破は近い。また錫も22,000ドルを突破。IRU予想では25,000ドル。

NYMEX原油、急反発。前日比バレル当たり2.57ドル高の105.97ドル。中国の7月の工業生産の予想を上回る伸び、エジプト、イエメンなど中東情勢不安を背景に買い進まれた。

金属市況NewS vol.83

土曜日, 8月 10th, 2013

注目された中国の7月の貿易統計で、輸出入がともに予想を上回ったことがはやされ買い急進。中国の鉄道公社が投資額を増やしたことも非鉄、鉄鉱石ともに強材料としてHIT。特に銅は中国の銅輸入が41万トンと予想を大幅に上回る輸入量となったことで2カ月ぶりの高値をつけた。7月の中国貿易黒字は178億ドル。予想の272億ドルは下回ったが輸出は前年比5.1%増加、輸入は10.9%増加で予想の輸出3%増、輸入2%増を大幅に上回った。中国鉄道公社は年間の固定資産投資を100億元上乗せし、6600億元とした。米の週間新規失業保険申請件数は33.3万件に増加、予想の33.5万件は下回る。5月のギリシャ失業率は27.6%、2006年以降で最悪。

LMEカッパー、前日比トン当たり229.5ドル高の7121.5ドル、アルミ新塊51ドル高の1782ドル、アルミ合金15ドル高の1775ドル、鉛30ドル高 の2120ドル、ニッケル575ドル高の14160ドル、錫470ドル高の21650ドル、亜鉛44ドル高の1845ドル。

Nycomexカッパーは前日比3.1%高の3.2705ドルで6月6日以来、2カ月ぶりの高値HITリード(鉛)は6月12日以来の高値、錫も3カ月来の高値マーク。

IRU予想ではカッパー7400~7500ドル、ニッケル15000~15500ドル 、錫24000~25000ドルがここ2週間での高値予想

7月の中国の銅および銅製品輸入は410,680トンで前年比12%の増加。2012年5月以来のハイレベル。7月の中国の鉄鉱石輸入量は前月比17%増の7314万トンを記録。6月は6230万トンだった。2012年12月(7094万トン)以来の高水準。1-7月累計での鉄鉱石輸入量は前年同期比8%増の4億5720万トン。同期の中国の鉄鋼製品輸出量は3580万トンで前年比14%増。

2013年8月の主要金属及び為替相場

金曜日, 8月 9th, 2013

 

2013年8月 TTS 銅建値 亜鉛建値 鉛建値 日経アルミ  新塊99.7
新聞掲載日   (¥)  (¥/kg)  (¥/kg)  (¥/kg)  (¥/kg)
8月1日 98.85 710 225 263 229
8月2日 100.53 710 225 263 231
8月3日
8月4日
8月5日 100.16 710 225 263 236
8月6日 99.02 730 230 263
8月7日 98.40 730 230 268 233
8月8日 97.73 730 230 268 229
8月9日 730 230 268 229
8月10日
8月11日
8月12日
8月13日
8月14日
8月15日
8月16日
8月17日
8月18日
8月19日
8月20日
8月21日
8月22日
8月23日
8月24日
8月25日
8月26日
8月27日
8月28日
8月29日
8月30日
8月31日
Ave 99.12 721 228 265 231

金属市況NewS vol.82

木曜日, 8月 8th, 2013

LME市場前半は米の資産買い入れプログラムの9月縮小観測から値を下げたが、後半は欧州景気の回復感によるユーロ高ドル安が進み反発、また明日に中国の貿易統計発表を控え買い戻し入る。

米シカゴ連銀のエバンス総裁が昨日、米資産買い入れ縮小の9月開始を排除しないと発言。

在庫問題でLME、ゴールドマンサックス、JPモルガン、パクローニ(Glencore)などが提訴されたことも相場圧迫材料。

6月の独鉱工業生産指数が前月比で2.4%上昇、予想の0.3%上昇を上回る。英中央銀行は失業率が7%に低下するまで政策金利を過去最低水準を続けると表明。ポルトガルの2Qの失業率は16.4%に低下、2年ぶりにに改善する。

LMEカッパー前場前日比でトン当たり134.5ドル安の6892ドル、しかし後場で6900ドル台まで戻す。以下後場価格。アルミ新塊1737.5ドル、アルミ合金は前場比2ドル高の1762ドル、鉛0.5ドル安の2089.5ドル、ニッケル前場比95ドル高の13,680ドル、錫50ドル高の21,230ドル、亜鉛5ドル高の1806ドル

カッパー地合いBULL。欧米景気回復基調と中国での保税銅在庫がこの4カ月で減少。 現在は30万トン近くまで減少している模様。アジアのカッパーカソードプレミアムはトン200ドルHIGH!カッパースクラップもタイトで全品種高値寄り

錫もインドネシアの輸出規制を材料に投機的な買いが乗り続騰。盆明けまでに25,000ドル近くまで上昇予想

金属市況NewS vol.81

水曜日, 8月 7th, 2013

前半は欧米の景気回復感をはやして上昇したが、後半は米株価の下落、原油の急落、米アトランタ連銀の総裁が債券買い入れ縮小は早ければ9月に着手、しかし経済成長のペースが遅ければ先送りの可能性もあると発言したことがネガティブに捉えられる。

6月の英鉱工業生産は前月比1.1%増加、前年比では1.2%増加。2QのイタリアGDPは前期比0.2%マイナス、予想の0.4%マイナスからは改善。しかし8期連続のマイナスとなった。

6月の独鉱工業受注指数は前月比3.8%上昇、予想の1%上昇を上回る。シカゴ地区連銀総裁、資産買い入れの縮小は年内、9月開始は経済指標次第、と発言。

LMEカッパーは前日比トン当たり76ドル高の7026.5ドル(Cashセツルメントベース、以下同)、アルミ新塊2.5ドル安の1753ドル、アルミ合金4.5ドル高の1755ドル、鉛6ドル高の2118ドル、ニッケル55ドル高の13,890ドル、錫165ドル高の21295ドル、亜鉛6ドル高の1829ドル

金属市況NewS vol.80

火曜日, 8月 6th, 2013

先週末に発表された米雇用統計の結果からQEの早期縮小懸念が後退し、買い先行の展開となったLME市場だが、終始ドル高に圧され弱含み。

中国国家統計局発表の7月の中国非製造業PMIは54.1に上昇。HSBCが発表した7月の中国サービス部門PMIは51.3で前月比変わらず。

7月のユーロ圏PMI改定値は総合が50.5に上方修正。18か月ぶりに50を上回る。サービス部門は49.8に上方修正。にわかに欧州経済の改善が伝えられる。

6月のユーロ圏小売売上高は前月比0.5%減少、予想の0.6%減少を下回る。7月の米ISM非製造景況指数は56に上昇、予想の53.1を上回る。

LMEカッパー前週末比トン68.5ドル安の6950.5ドル、アルミ新塊14.5ドル安の1755.5ドル、アルミ合金19.5ドル安の1750.5ドル、鉛0.5ドル高の2112ドル、ニッケル15ドル高の13,835ドル、錫260ドル高の21,130ドル、亜鉛13ドル安の1823ドル

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