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材料市況速報

金属市況NewS vol.85

『米中欧の景気底入れ感でメタル堅調』

中国の景気回復感と米株価急伸でメタル堅調。先週発表された中国の経済統計が不思議と軒並み良好な結果であったことから、また不思議な景気回復感に包まれ買い増し。

中国の株価も急伸す。逆に正直申告の日本の2QのGDPは予想を下回り嫌気される。後半はドル安などで買い優勢。概ねLMEメタルは2カ月ぶりの高値圏に位置している。

2Qの日本のGDP成長率は前期比年率2.6%、予想の3.6%を下回る。2QのギリシャのGDP成長率は前期比ー4.6%、予想のー5%を上回る。

先週、10カ月ぶりのBIG WEEKを作ったカッパーは、LMEで続伸。前週末比トン60ドル高の7246ドル、Nycomexカッパーは同ポンド当たり0.35セント安の3.303ドル(9月先物)。INTLFCstoneのアナリストは中国の経済成長は減速基調変わらずと見ているため、先行きには慎重な見方をもっている。

LMEアルミは続伸。同トン当たり11ドル高の1832.5ドル、鉛も続伸で28ドル高の2180ドル、ニッケルも続伸で325ドル高の14,775ドル、錫45ドル安の22,105ドル

NYMEX原油は続伸。前週末比バレル当たり0.14ドル高の106.11ドル。日本の2QGDPが事前予想を下回ったことが嫌気されるが、北海とリビアの供給障害が材料視され上伸。

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