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材料市況速報

金属市況NewS vol.88

『中国、米国の景気回復ムードを好感しメタル続伸』

昨日の米週間新規失業保険申請件数の減少が材料視されたことに加えて中国の株価上昇でメタル買いにSPIKE。中国、米国の景気回復基調で買い優勢の展開となりLMEメタルは6月上旬来の高値。
欧州経済も回復してきており、現時点では強材料が目立つ。
カッパー10週間ぶりの高値HIT!

6月のユーロ圏貿易黒字は173億ユーロに増加、7月のユーロ圏CPI改定値は前年比1.6%上昇に据え置き、前月比0.5%低下。7月の米住宅着工件数は前月比5.9%増加の89.6万件、予想の90万件を下回る。許可件数は2.7%増加の94.3万件、予想の94.5万件を下回る。8月の米消費者信頼感指数速報値は80.0に低下、予想の85.2を下回る。

LMEカッパー、前日比トン当たり107.5ドル高の7335.5ドル、6月5日以来の高値。7300ドルの壁を超えたことで次は7500ドルにTRYアルミ新塊も34ドル高の1876.5ドルと6月上旬来の高値。
国、米国の景気回復感は銅相場によって大きなプラス。

また実際にアジア市場で特に現物のカッパーカソードのひっ迫感が増し、カソードのプレミアムが200ドル近くまで上昇していることも相場を後押し。LME銅在庫の連続的な減少で4月初旬以来の在庫量まで落ちていることも強力なプラス材料。6月下旬時からは14%減少に至っている。

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