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金属市況NewS vol.64

水曜日, 9月 26th, 2012

『中国の経済成長鈍化と欧州不安でメタル続落』
ドイツのifo経済研究所が発表した9月の独景況感指数は101.4で前月 の102.3から低下したことでユーロ安のドル高が鮮明になりメタル反落。根強い欧州債務不安、欧州首脳の足並みの乱れがここにきてまた問題視されさらにユーロ安進む。加えての中国経済成長率の鈍化が嫌気され、QE3効果は消失した感となり地合い軟調に。

LMEメタルは概ね1週間ぶりの安値に転落。
LMEカッパーは前週末比トン126.5ドル安の8155.5ドル、アルミ新塊は34.5ドル安の2059ドル、アロイ50ドル安の1955ドル、鉛35ドル安の2241.5ドル、ニッケル195ドル安の17810ドル、錫890ドル安の20410ドル、ジンク51ドル安の2046ドル。

OECD事務総長、スペインとイタリアで行っている経済改革は意外なほど市場(投資家)に評価されておらず、結果的に努力は報われず、支援要請を求める結果になるだろう、と指摘。

来週から中国が国慶節に入ることで相場は売りが続く可能性がある、とアナリスト筋。

中国の国内インフラ整備投資計画で3年ぶりの安値から回復した鉄鉱石だが、早くも息切れ。確かに鉄鋼製品価格は上昇傾向ではあるが、実需が追いついていないとして反落。STEEL INDEXの62%Fe鉄鉱石は前週末比2.7ドル安の106.4ドル。他指標も低落。中国は国慶節に入る前に在庫補充的に鉄鉱石を購入。その流れで相場も上昇したが、在庫補充も終了した模様。来週は再び下げシーズン入りか?

金属市況NewS vol.63

火曜日, 9月 25th, 2012

QE3効果から上げ修正局面に入り、冷静に考えると世界の非鉄金属需要がさして盛り上がっていないことで売り優勢だったが、スペインの金融支援要請が近いとの小粒のニュースに反応しメタル反発。しかし上げ伸びは限定的でやはり実需の伸びはどうかが今後の相場の焦点となる。世界経済の困難さは米国債が買われている事実に裏打ちされており、米の30年債相場はQE3発表以前の水準に戻っている。世界経済の減速よ欧州問題は今も続いている。

Nycomexカッパーは前日比ポンド当たり3セント高の3.789ドル(12月)LMEカッパー前日比トン当たり80ドル高の8282ドル、アルミ新地金2.5ドル安の2093.5ドル、アロイ9.5ドル高の2005ドル、鉛47.5ドル高の2276.5ドル、ニッケル405ドル高の18,005ドル、錫725ドル高の21,300ドル、ジンク28.5ドル高の2097ドル。

2012年7月の主要材料及び為替・原油相場

木曜日, 7月 5th, 2012
 2012年 7   TTS 原油    1バレル  銅建値  亜鉛建値  鉛建値 日経アルミ新塊99.7
  ()   ()  (/kg)  (/kg)  (/kg)  (/kg)
  前月最終日 80.31 630 190 200 191
7月1日
7月2日 80.77 94.8 660 195 195 197
7月3日 80.53 95.5 660 195 195 196
7月4日 80.75 98.0 600 195 195 202
7月5日
7月6日
7月7日
7月8日
7月9日
7月10日
7月11日
7月12日
7月13日
7月14日
7月15日
7月16日
7月17日
7月18日
7月19日
7月20日
7月21日
7月22日
7月23日
7月24日
7月25日
7月26日
7月27日
7月28日
7月29日
7月30日
7月31日

金属市況NewS vol.62

水曜日, 7月 4th, 2012

ECBの利下げ予想、英国債券買い入れ枠の引き上げなどで上昇
世界の製造業の減退感から金融緩和観測が拡大。ECB(欧州中央銀行)は政策金利を1%から0.75%に引き下げると予想されており、この期待感からメタル買われる。また英国が債券買い入れ限度額の引き上げに踏み切るとみられていることも心理的なプラス材料。
景気後退感が明らかな米も愈々追加の金融緩和期待が高まり、メタル買い。第3四半期に入り、商品全体上昇志向になっていることも買い戻しを促した模様。

Nycomexカッパーは前日比ポンド当たり7.10セント高の3.54ドル(9月限)5月14日以来の高値。LMEカッパーは129.5ドル高の7777ドル、アルミ新塊は44ドル高の1911ドル、アルミアロイは25ドル高の1805ドル、鉛は49ドル高の1900.5ドル、ニッケル530ドル高の17,105ドル、錫195ドル高の19,130ドル、ジンク30ドル高の1905ドル。

NYMEX原油、急反発。前日比バレル当たり3.91ドル高の87.66ドル。ECB、中国ともにの金融緩和観測、イラン制裁による供給ひっ迫懸念などを背景に急上昇。

金属市況NewS vol.61

月曜日, 7月 2nd, 2012

物別れに終わると見られていたEUサミットで、成長戦略に1200億ユーロの資金を確保したこと、ユーロ圏が銀行監督機能の一元化を年内にまとめ、欧州安定メカニズム(EMS)が銀行に直接資本注入できるようになるほか、南欧諸国の国債買い取りも検討することで合意したことがはやされ商品全般から株式まで急騰した。また29日は週末、月末、四半期末と重なっており、売り方の買い戻しが集中したこともあり大幅な値戻しとなった。
NYカッパーは前日比ポンド当たり16.5セント高の3.496ドルと大幅高、5週間ぶりの高値、LMEカッパー183.5ドル高の7604.5ドル、アルミ新塊2ドル高の1834.5ドル、アロイ11ドル安の1751ドル、鉛27ドル高の1796ドル、ニッケル100ドル高の16,475ドル、錫70ドル安の18,775ドル、ジンク43.5ドル高の1843ドル

ユーロ高、ドル安の加速もメタルを押し上げ。EU合意のご祝儀相場的だが、実際に経済回復に効果があるかどうかは疑問。再び下落に転じる日も近い。「深い傷にちょっとしたバンドエイドを貼っただけ」と 今回の合意を皮肉るアナリストも。

NYMEX原油、大幅反発。前日比バレル当たり7.27ドル高の84.96ドル。 EUサミットでスペイン銀行向け融資の条件緩和などで合意したことユーロ高ドル安の加速で急騰。
またノルウェーのストライキ継続も強材料。
NY金銀も急反発。金は前日比オンス当たり53.8ドル高の1604.2ドル(8月限)、銀は1.33ドル高の27.58ドル(7月限)。EUサミットでの合意、EMS が直接銀行支援できる枠組みを作ることで合意したこと、ドル安加速で急騰。EU成長戦略で1200億ユーロの資金を確保したことも好感させる。

金属市況NewS vol.60

木曜日, 6月 28th, 2012

独連邦統計庁が発表した6月の消費者物価指数(CPI)速報値は、欧州連合(EU)基準で前年比2.0%上昇。インフレ率は前月比では0.2%低下し、昨年1月以来の低水準。米商務省が発表した5月の耐久財新規受注は、予想を大きく上回る前月比1.1%増加。全米不動産業者協会(NAR)が発表した5月の中古住宅販売成約指数は、予想を上回り前月比5.9%上昇、前年比15.3%上昇。今年3月の2年ぶりの高水準に並んだ。

独メルケル首相は、スペインのラホイ首相の現在の金利水準での調達を長く続けることは不可能であり、何らかの措置を決定するようにとの訴えに対し、ユーロ圏共同債は経済的に間違っているとの考えを示した。連日の共同債への否定的発言により、欧州連合(EU)首脳会議への期待値はますます低くなっている。

中国人民銀行が来月にも今年3回目の預金準備率の引き下げを発表するとの観測や、一部の報道で中国は安定成長を確実にするために、より積極的な政策を公表する可能性があると指摘したことへの期待感が先行き懸念を和らげる。欧州株式相場は上昇。ストックス欧州600指数は1週間ぶり大幅高。米国株式相場は続伸。NY原油は続伸。ただ、米国エネルギー情報局(EIA)が発表した週間統計によると在庫は予想以上に膨らんでいる。

2012年6月の主要材料及び為替・原油相場

水曜日, 6月 27th, 2012
2012年 TTS 銅建値 亜鉛建値 鉛建値 日経アルミ新塊99.7
6 (¥) (¥/kg) (¥/kg) (¥/kg) (¥/kg)
前月最終日
6/1 79.69 630 195 205 201
6/2
6/3
6/4 79.15 630 195 205
6/5 79.28 630 195 205
6/6 79.65 630 195 205 200
6/7 80.26 630 195 205 201
6/8 80.70 640 195 205 202
6/9
6/10
6/11 80.60 640 195 200 203
6/12 80.26 640 195 200 200
6/13 80.55 630 195 200 201
6/14 80.43 630 195 200 200
6/15 80.50 630 195 200 199
6/16
6/17
6/18 80.29 630 195 200 197
6/19 80.04 630 195 200 195
6/20 79.98 630 195 200 195
6/21 80.47 630 195 200 194
6/22 81.12 630 190 200 193
6/23
6/24
6/25 81.43 630 190 200 195
6/26 80.67 630 190 200 192
6/27 80.42 630 190 200 190
6/28 80.50 630 190 200 193
6/29 80.31 630 190 200 191
6/30

金属市況NewS vol.59

火曜日, 6月 26th, 2012

今週28-29日にブリュッセルで欧州連合(EU)首脳会議が開催されるが、欧州危機の解決策は打ち出されないと不安視する見方が強まる。ギリシャのサマラス新首相とラパノス次期財務相が体調不良を理由に首脳会議を欠席する予定。ドイツ政府報道官は首脳会議ついて、ギリシャに関する決定はないとの見込みを示す。独メルケル首相はユーロ圏諸国での債務の共有化に対する姿勢に難色を示しており首脳会議での対立は必至。キプロス政府が、ギリシャ、アイルランド、ポルトガル、スペインに次ぐ5カ国目のユーロ圏救済基金による金融支援を要請。

米商務省の発表によると、5月の新築一戸建て住宅販売件数が前月比7.6%増、前年比19.8%増と、2010年4月以来の高い水準。米シカゴ連邦準備銀行が発表した5月の全米活動指数はマイナス0.45と2ヶ月ぶりのマイナス圏。前月の改定値から0.53ポイント低下。数値がマイナスになるのは2カ月ぶり。生産関連分野の落ち込みが目立った。

欧州株式相場は続落。FTSEユーロファースト300種指数は6月1日以来約3週間ぶりの大幅な下落率。米国株式相場は急反落。NY原油は反落。シティグループが中国の今年の成長率が8.4%から8.1%に下方修正。中国株式相場は下落し、上海総合指数が約5カ月ぶりの安値。

金属市況NewS vol.58

金曜日, 6月 22nd, 2012

マークイットが発表した6月のユーロ圏総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は46.0、予想を上回るも前月から変わらずで2009年6月以来の低水準。米国製造業購買担当者景気指数(PMI)6月の速報値は52.9に低下し、昨年7月以来11カ月ぶりの低水準。HSBCが発表した中国の6月の製造業購買担当者景気指数(PMI)の速報値は前月比0.3ポイント低い48.1で2ヶ月連続悪化。

英国立統計局が発表した5月の小売売上高は前月比1.4%増、前年比2.4%増。米労働省が発表した先週の新規失業保険申請件数は前週比2000件減少の38万7000件で市場予想を下回る。米フィラデルフィア連銀が発表した6月の同地区製造業景況指数はマイナス16.6で前月比低下と予想を下回る。米大手民間調査機関のコンファレンス・ボード(CB)が発表した5月の景気先行指数は予想を上回り前月比0.3%上昇し95.8。全米リアルター協会(NAR)が発表した5月の中古住宅販売統計は、販売戸数が前月から減少。

軟調な経済指標を受け欧州株式相場は反落。米国株式相場ではダウ工業株30種平均が大幅続落。NY原油は大幅続落。8カ月半ぶりにバレル当たりドル割れ。原油在庫が大幅増加しているのに対し需要は鈍化するとの懸念が強まった。

2012年5月の主要材料及び為替・原油相場

木曜日, 5月 31st, 2012
2012年 TTS 原油1バレル 銅建値 亜鉛建値 鉛建値 日経アルミ新塊99.7
5 (¥) ($) (¥/kg) (¥/kg) (¥/kg) (¥/kg)
前月最終日 82.19 115.60 710 210 219 208
5/1 80.86 116.30 209
5/2 81.22
5/3
5/4
5/5
5/6
5/7 80.86 109.60 700 205 219
5/8 81.02 110.50 700 205 219 205
5/9 80.88 700 205 219 203
5/10 80.72 700 205 219 202
5/11 80.94 108.50 700 205 219 202
5/12
5/13
5/14 81.13 700 200 219  204
5/15 80.94 107.80 680 200 214 201
5/16 81.40 107.20 680 200 214 203
5/17 81.29 107.20 680 200 214 206
5/18 80.43 660 195 214 205
5/19
5/20
5/21 80.17 660 195 214 206
5/22 80.39 106.40 660 195 214 206
5/23 80.96 104.80 660 195 214 206
5/24 80.48 650 195 205 203
5/25 80.69 103.40 650 195 205 204
5/26
5/27
5/28 80.47 208
5/29 80.75 204
5/30 80.51 204
5/31 79.92
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