金属市況NewS vol.15
ギリシャ向け追加融資の決定が11月半ばに延期されたことでまず嫌気 売られ、バーナンキFRB議長が量的緩和第3弾(QE3)に否定的な発言をしたことで地合いさらに軟化。アナリストの相場見通し引き下げもマイナスに傾かせたが、中国の連休、LMEウィークで市場参加者が少ないことから下げ幅は限定的となった。
アルミ、CASHベースで前日比12.5ドル高の2133ドル、カパー10ドル安の6785ドル、鉛38.5ドル安の1961ドル、ニッケル280ドル高の18,385ドル、錫290ドル高の20,350ドル、ジンク12ドル安の1835.5ドル。後場では鉛以外は上昇に転じ、カッパー6889ドル、ニッケルは19,320ドルまで上昇。 NYカッパーは12月限で4.7セント安の310.35セント。2010年7月以来の安値。
LMEウィークで、アルミは今後数年(すくなくとも2015年まで)は過剰設備と余剰在庫の多さによって相場上昇は妨げられるとRBCキャピタルズは予想。
Nycomex金銀は大幅DOWN!金は前日比41.3ドル安の1614.7ドル、銀は0.95ドル安の29.795ドル。ギリシャ向け追加支援が延期されたことから金は買われ上伸したが、その後のドル高、株安、FRB議長の量的緩和否定の発言で失望売りで急落。