金属市況NewS vol.14
ギリシャ向け追加支援が予想通り難航していることからリスク回避の売りでメタルは全面安の展開。後半はこれも予想外に米ISM製造業景況指数が事前予想の50.5から51.6と上回ったことで買い入る。アルミ前週末比86.5ドルdownの2120.5ドル、アロイ100ドルdownの2155 ドル、カッパー336.5ドルdownの6795ドルも後半は6810ドルに小戻し。鉛は61ドル安の1999.5ドル、後場続落で1967ドル、ニッケル200ドル安の18105ドルから後半巻き返しで18,620ドル、スズ790ドル安の20,060ドルから後半は20455ドルまで戻す。亜鉛は57.5ドル安の1847.5ドル後半やや戻して1857.5ドルでジンクは1800ドル台一般化。
ギリシャが2011年の同国財政赤字はGDP比8.5%に達するとの見方を 示し、政府目標の7%台を達成できなかったことからギリシャ向け追加支援に対する不透明感と同時にデフォルト懸念が高まる。しかしいずれにせよギリシャのデフォルトは不可避とみる。
ロンドンのトレーダーによると、アルミとニッケルはすでに生産コストのボーダーラインまで下がっているが、銅はまだ高い、と指摘。銅の生産コストのボーダーは4500ドルといわれている。