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材料市況速報

金属市況NewS vol.13

欧州債務問題、ドル高、株安、原油安などによるリスク回避の売り優勢となり、さらに米個人所得の減少が相場を圧迫。中国の景気減速懸念もセンチメントを暗くした。中国の9月のPMI指数が不況の分岐点となる50を3カ月連続で下回ったこと、8月のドイツ小売売上高指数が2007年5月 以来の大幅減少となるなど世界不況へ一歩一歩近づいている。

LMEカパーは前場で156ドル高の7131.5ドルをつけるも、後半242ドル下がり6889ドルニッケルは前場170ドル安、後場も追加で385ドル安の17,920ドルで再び18,000ドル割れ。他メタルも後場に急反落し、アルミは2135.5ドル鉛は2016ドルへ、スズは20,005ドルジンクは1853.5ドルとそれぞれ底割れした。

インドネシアの錫精錬所が不採算で製錬を止め、同時に10月より輸出 も完全にSTOPする方針を決めたことでスズのプレミアムが急上昇。

NYMEX原油、急反落。前日比2.94ドル安の79.20ドル。先行きの世界経済不安、需要減少懸念から売られ、対ユーロのドル高で下押し。1年ぶりの安値水準。
30日の米株は大幅ダウン!前日比240.60ドル安の1万913.38ドル。世界景気の不透明感や欧州株式相場の大幅DOWNを受けて急落。2011年7-9月期の米株の下げ幅は1500ドル、2008年10-12月期の下落幅(2074ドル)に次ぐ大規模なBIG FALLとなった。

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