金属市況NewS vol.12
LMEは前日の流れから前半は売り優勢の展開だったが、後半はドイツ 下院が欧州金融安定基金(EFSF)の機能拡大を可決したこと、2Qの米GDPが前期比1.3%増に上方修正されたこと、米週間新規失業保険申請件数が39万1000件に減少したことなど指標の改善をはやして買いが入り値を戻した。仏サルコジ大統領や独メルケル首相がギリシャ向け追加支援の承認を求めたことも市場センチメントをやや明るくした。しかしこの反発は一過性にすぎず、長期的には緩やかな下り坂の途中。
アルミ前日比19.5ドル安の2186ドル、カパー440.5ドル安の6975.5ドル、鉛29ドル安の2006ドル、ニッケル135ドル安の18,475ドル、スズ695ドル安の20,605ドル、ジンク48ドル安の1870.5ドルと前半は全面安だったが、後半は全メタル反発した。しかしカッパーの7000ドル割れは確実に次ぎのステージを示唆しており、6000ドル台一般化へのシグナル。