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材料市況速報

金属市況NewS vol.53

全国人民代表大会(全人代)で温家宝首相は、2012年の実質国内総生産(GDP)の成長率目標を昨年の8%から引き下げ7.5%と表明。成長率目標を7%台に下げるのは8年ぶり。消費者物価指数(CPI)の伸び率は4%前後に抑えることを目標。しかし、GDPは毎年目標を大幅に超えており昨年は9.2%、今年は7.5%が死守する最低ラインと捉えていると思われる。

1月のユーロ圏の小売売上高は、前月比0.3%増のほぼ横ばい。2月のユーロ圏のサービス部門購買担当者景気指数(PMI)改定値は48.8に下方修正され、1月の50.4を下回る。米供給管理協会(ISM)発表の2月の非製造業部門指数は、昨年2月以来の高水準。米商務省発表の1月の製造業新規受注は、予想を若干上回るも3ヶ月ぶりのマイナスで、2010年10月以来の大きな落ち込みとなった。

中国のGDP目標が2004年以来の最低水準設定に嫌気し、欧州、米国株式相場は下落。
鉄鋼のアルセロールミタル、資源の英豪系リオ・ティントやBHPビリトンなど資源系は下げ。非鉄相場も下落。NY原油相場は小幅反発。NY貴金属は続落。

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