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材料市況速報

金属市況NewS vol.52

2月のユーロ圏製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値は景況感の改善と悪化の分岐点の50を7カ月連続で下回る49.0。ユーロ圏経済がリセッション(景気後退)に陥る可能性が現実味を帯びている。欧州連合(EU)統計局が1月のユーロ圏の失業率は10.7%でユーロ導入以来の最高水準。

米供給管理協会(ISM)発表の2月の非製造業部門指数は、3カ月ぶりの低水準。2月米自動車販売統計は予想外に好調。米週間新規失業保険申請件数は予想を下回り、雇用改善に期待感。NY原油はサウジアラビアでパイプラインが爆発したとの報道から続伸。

中国の2月の製造業購買担当者指数(PMI)は51.0で3カ月連続の改善となり、昨年9月以来の高水準。好調な経済指標により、中国が経済大国と成長した体力が示された。

2回目の欧州中央銀行(ECB)による長期資金供給オペにより、スペインとフランスが実施した国債入札好調。米失業保険申請件数が4年ぶり低水準。中国の底堅い経済指標が材料となり、欧州株式市場、米株式市場は反発。しかし、不安視材料も多く上値を抑える展開。

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