金属市況NewS vol.34
欧州債務懸念、ユーロ安のドル高でメタル続落。イタリアの国債利回りが7%台まで上昇し危険水域に。ユーロは下落し相対的にドル高が進み相場を圧迫。
アルミ新塊、前日比26.5ドル安の2117.5ドル、アルミ合金40ドル安の2041ドル、カッパー99.5ドル安の7632ドル、鉛7.5ドル安の1983ドル、ニッケル460ドル安の17,615ドル、スズ50ドル安の21,575ドル、ジンク20ドル安の1905.5ドル。
NYMEX原油、反発。前日比1.23ドル高の99.37ドル。米経済指標の改善、テクニカル面での強さ、米株高を好感し上昇。7月26日以来の高値。
Nycomex金銀ともに反発。金は前日比3.8ドル高の1782.2ドル(12月)銀は0.432ドル高の34.456ドル。ユーロ安のドル高ながらも、欧州債務国の国債利回り上昇から安全逃避買いで買われた。
15日の米株は反発。前日比17.18ドル高の1万2170.18ドル。イタリアの国債利回りの上昇が続く中、モンティ新首相が財政再建への取り組みを進ませる、との期待感が市場心理を改善し相場をわずかに押し上げた。10月の米小売売上高が市場予想を上回ったことも好感さる。