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材料市況速報

金属市況NewS vol.33

ギリシャの新首相が決まったこと、イタリアの2012年財政安定法案が上院を通過したことなどを材料に買い進まれた。フランスの格付けがAAAで据え置かれたことも心理的な強材料。10月の中国の信用残高の伸びが予想を上回ったことも経済活動の拡大を示すなどでプラス材料となった。いずれも針小棒大に捉えている。

アルミ新塊、前日比3.5ドル高の2115.5ドルアロイは34ドル安の2031ドルカッパー5ドル安の7451ドルだが後場に急浮上し7601ドル、鉛27.5ドル高の1949ドル、ニッケルは18150ドルで変わらずだが後場に195ドルUpし18,345ドル。錫340ドル高の21,625ドルジンク3ドル安の1880ドル

銅スクラップ不足などで2カ月連続で銅地金の生産が落ちている中国。一方で投資家が投資対象物として地金を保有するため銅地金の輸入量を増やす動きもある、とドイツ銀行が指摘。また生産者自体が短期のローンを借りるため、さや取りトレードのため(LMEで購入し、上海で売るアービテージ)銅地金を輸入し国内市場に販売あるいは再輸出を行っている面もある。資金不足も関係している
チリのコデルコは2012年の中国向け銅地金のプレミアムを11年比トン5ドルダウンの110ドルとした。
中国の10月の鉄鉱石輸入量は4994万トンで2月以降で最も少ない。 鉄鉱石価格下落過程のなかで購入を見合わせていたことによる減少。

11日の米株は続伸。前日比259.89ドル高の1万2153.68ドル。イタリーおよびギリシャを巡る不安心理が和らいだこと、欧州株式相場の上昇で米株も買い進まれる。11月の米消費者マインド指数(ミシガン大学調べ)が64.2ptで市場予想の62ptを上回ったことも好感され買い進まれた。

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