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材料市況速報

金属市況NewS vol.26

ドル安背景に安値拾いの買い戻し入る。欧州首脳とお騒がせのギリシャとが協議することになり若干の期待を込めて買い戻し。しかしその後、独仏がギリシャのパパンドレウ首相を説得するが国民投票を譲らず、来月4日、5日に国民投票が行われる。これで半ばギリシャのデフォルトは決定的となった。
米ではFRBによる公開市場委員会(FOMC)を控え、追加の金融緩和が予想されることで買われた。10月の米ADP民間雇用者数が11万人増加し、事前予想の10万 人増加を上回ったことも影響した。

アルミ新地金、前日比11.5ドル高の2103.5ドルアルミアロイ5ドル高の2065ドルカッパー252ドル高の7912ドル鉛19ドル安の1978ドルニッケル55ドル高の18655ドルスズ75ドル高の21,605ドルジンク45ドル 高の1916ドル
しかしギリシャのデフォルトはいずれ避けられれず、今しばらくEU内での混乱は続き、相場はダウンストリームの中を彷徨うとだろ。

NYMEX原油、反発。前日比0.32ドル高の92.51ドル。対ユーロでのドル下落を背景に安値修正に転じる。しかし上げ続かず。米経済の先行き懸念膨らみ上げ幅削る。

Nycomex金銀、ともに急反発。金は前日比17.8ドル高の1729.6ドル、銀は1.212ドル高の33.943ドル。ドル安、株高、原油高、独仏ギリシャの緊急 協議、FOMC控えての買い戻し、米民間雇用の増加で急伸するも、さすがに米経済の実態はわかっているため上げては下げるインサイドデーで結果上げは限定的に。

2日の米株は3営業日ぶりに大幅反発。前日比178.08ドル高の1万1836.04ドル。市場予想を上回る民間雇用指標、米FRBの追加金融緩和に前向きな姿勢を好感し買い優勢となった。ただFRBは2011~2013年の米実質国内総生産(GDP)見通しを引き下げ。低成長が続くとの見方は変わらない。

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