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材料市況速報

金属市況NewS vol.25

欧州支援策の受け入れについてギリシャが国民投票を行うとしたことが嫌気され相場を圧迫。10月の中国製造業購買部景気指数(PMI)が前月の51.2から50.4に低下したことも売りを誘った。さらに金融大手のMFグローバル社が米破産法を申請したこともリスク回避の流れを強め売りが優勢、加えて10月の米ISM製造業景況指数は50.8に低下し、事前予想の52を下回ったことも弱材料として売りが広がった。

アルミ新地金は前日比95ドル大幅ダウンの2092ドルアルミ合金は 80ドル安の2060ドルカッパーは240.6ドル安の7660ドルニッケル625ドル安の18600ドルスズ345ドル安の21,530ドルジンク47.5ドル安の1871ドルとそれぞれまとまった売りが出た。

ギリシャで国民投票を行えば、大幅な緊縮財政に必ず反対が上回るのは明白であり、当初の予定通りに支出削減が進まないとの見通しから失望売りが拡大。

NYMEX原油は続落。前日比1ドル安の92.19ドル。欧州債務問題の再燃を背景にしたドル高、株安、中国の景気減速懸念などからリスク回避の売りが続いた。

Nycomex金銀。ともに大幅ダウン。金は前日比13.4ドル安の1711.8ドル、銀は1.623ドル安の32.731ドル。中国の景気減速、支援策受け入れに関するギリシャの国民投票計画、ドル高、株安、原油安で急落。

1日の米株は大幅ダウン!前日比297.05ドル安の1万1657.96ドル。 ギリシャ債務問題を巡る懸念が再燃し投資家心理悪化。ギリシャがEUの求める財政赤字削減策について受け入れの可否を国民投票で諮るとの考えを突然表明。これがNOとなれば(その可能性は高い)せっかくまとめた危機回避のための包括策はなんの意味もなく、問題は振り出しに戻ることから失望投げ売り続出。

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