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材料市況速報

金属市況NewS vol.2

米雇用統計は、非農業雇用者数が前月比で変わらず、事前予想の6万8000人増加を下回ったことで失望売り広がったためメタル全面安となり株価も急落した。金は急上昇。またブラジルの利下げ中国の輸出減少と景気減速をしのばせるニュースが相次ぎ地合い軟化。
LMEカッパーは前日比50.5ドル下げの9050.5ドル、鉛32ドル安の2527ドル、ニッケル205ドル安の21570ドル、アルミ1.5ドル安の2400ドル、ジンク18ドル安の2190ドル、NYカッパーは3.55セント安の410.70ドル
世界最大の銅鉱山、チリのEscondida鉱山(BHPビリトン)は銅鉱石の出荷がストップ。
同鉱山は7月27日、労組ストによりフォースマジュール(出荷不可抗力)宣言を発していた。また、Escondidaは昨年108万トンの銅を生産していた。7月はストの影響で出荷は前年比18%の減少となった。

NYMEX原油、急反落。前日比2.48ドルdownの86.45ドル。米雇用統計の失望から再びリスク回避の売り拡大。レーバーデー含む米3連休前で手仕舞い売りが加速した。 8月の米雇用統計で失業率は9.1%と前月比変わらず。非農業部門の雇用者数は2010年9月以来の低水準。
Nycmex金銀は急反発。金は47.7ドル高の1874.4ドル。米株価下落、米雇用統計の予想を下回る結果で久々に安全逃避の金買いが復活し急騰。8月23日以来の高値となった。銀は金の高値追いで上伸。
2日の米株は大幅ダウン。前日比253.31ドル安の1万1240.26ドル。予想を下回る8月の米雇用統計を受け、当然のことながら米景気の先行き懸念が強まった。米連邦住宅金融庁が金融機関を訴えるとの報道を受け銀行株が売られたことも売り要因。忘れられた頃に噴出する欧州債務問題も久々にクローズアップされ金融株の売りを誘った。ギリシャ国債の利回り急上昇がサインとなる。

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