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材料市況速報

金属市況NewS vol.90

『中国、ユーロのPMI指数上昇でメタル反発も後半下落』

LME前半は中国製造業購買担当者景気指数(PMI)が50を超えたこと、ユーロ圏PMI総合指数が上昇したことも好感され上昇するも後半は銅の下落に随伴しテクニカルな売りも重なり全面安。

8月のHSBC中国製造業PMI速報値は50.1に上昇、4カ月ぶりの高水準。8月のユーロ圏PMI速報値は51.7に上昇、予想の50.9を上回る。米週間新規失業保険申請件数は33万6000件に増加、予想の33万件を上回る。

8月の米製造業PMI速報値は53.9に上昇、予想の54を下回る。7月の米景気先行指数は前月比0.6%上昇、予想の0.5%上昇を上回る。

LMEカッパーは前場では前日比トン当たり104.5ドル高の7340.5ドルも後半は7277ドルまで下落。以下、後場終値で、アルミ新塊は1835ドル、鉛2209ドル、ニッケル14,375ドル、錫22,040ドル、亜鉛1925ドル豪投資銀行のマッコーリは、2013年のニッケルマーケットは78,000トンのSurplus、2014年はさらに拡大し84,000トンのSurplusになるとの予想を発表。LMEニッケル在庫の増加は中国勢が在庫を西側倉庫に売り込んでいることが要因とも。

中国の銅輸入はしばらく高水準が続く見込み。Aurubis予想。 中国のインフラ投資増、高速鉄道投資増など、中国の景気対策により輸入は続く見込み。7月の銅輸入は前年比12%増の410,680トンだった。

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