金属市況NewS vol.8
21日のメタルマーケットは欧州債務懸念、米のリセッション懸念の高まりで3日連続の手仕舞い売りで全メタルが年初来の安値を更新した。アルミ前日比37.5ドル安の2266.5ドルで節目の2300ドル割り込む。カッパー176.5ドル続落で8221ドル。8000ドル割れも近い。鉛70ドル安の2260ドル、ニッケルも395ドル安の20,705ドル。スズ450ドル安の22,675ドル亜鉛46ドル安の2042.5ドル。
一時的に中国の8月の銅輸入が前月比21%増の23万5509トンと急増したことがはやされたが欧州問題、米のリセッション懸念、さらに米株安で売りが売りを呼ぶ展開となり年初来の安値を更新した。FRBは21日のFOMC(連邦公開市場委員会)で保有する米国債の年限を長期化する「ツイストオペ」を導入すると決めたが、市場では織り込み済みだったとし、むしろ材料出尽くし感、FRBの手詰まり感から売りに傾いた。