金属市況NewS vol.22
独議会がEFSF(欧州金融安定化基金)拡大を可決したことでメタルは続伸。しかしEU首脳会談を控えた整理売りで下落する局面もあった。投機買も入ったが、EUサミットに対する期待感と不安感が交錯し、不安感がセンチメントを悪くし後半弱含んだ。EU首脳会談でさらなる信用失墜は止められるだろうという見方からカッパーは上伸した。
LMEカッパーは130ドル高の 7720ドル、アルミ0.5ドル高の2195.5ドル、アロイ50ドル安の2110ドル、鉛24ドル安の1937.5ドル、ニッケル190ドル安の19635ドル、スズ480ドル安の21,810ドル。
NYMEX原油、反落。前日比2.97ドル安の90.20ドル。欧州首脳会議への楽観ムードが後退するなか、対ユーロのドル高で弱含んだ。
Nycomex金銀は続伸。金は前日比23.1ドル高の1723.5ドル。オーバーブートやEUサミットへの不透明感、ドル高で押され気味だったが、安全逃避買いも同時に入り続伸した。強弱材料交錯。
26日の米株は反発。前日比162.42ドル高の1万1869.04ドル。欧州債務問題の対策が前進するとの期待感、米企業の好決算をキーに買い優勢となった。独議会でEFSF拡大を承認、また中国がEFSFの投資に合意した、との報も伝わりプラス。