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材料市況速報

金属市況NewS vol.76

現地 3月15日

LME前半はドル安をはやして反発したが、後半はNY連銀製造業景気指数の低下、米消費者マインド指数速報値の低下で戻り売り。週末を控えた手仕舞い売りも重なり安値でCLOSE。3月のNY連銀製造業景気指数は+9.24に低下。予想の10.00を下回る。2月の米消費者物価指数(CPI)は前月比0.7%上昇、予想の0.5%上昇を上回る。3月の米消費者信頼感指数速報値は71.8に低下、予想の78 を下回った。2月の米鉱工業生産指数は前月比0.7%上昇、事前予想の0.4%上昇を上回る。
LMEカッパー前日比トン20$高の7782$、アルミ新塊6$高の1944 $、後場ではカッパー7744$、アルミ1930$、以下、後場PRICEでアルミアロイ1850$、鉛2211$、ニッケル17,085$、錫23,890$、ジンク1933$と後場では全面安となった。
カッパー先行き厳しい。中国の不動産規制強化がかの国のカッパーDEMANDに大きなマイナス影響をとの見方。LMEカッパー在庫の順調な増加傾向も気が掛かり。年初から64%増加し525,825トン。
チリ、コデルコの銅労働者組合がストライキ入りの構え。雇用保証と年金の要求で。
大規模なストに入る可能性がある、と労組幹部のアリエルが語る。CODELCOは2021年までに170万トン~200万トン以上の銅生産を計画しているが、老朽化した鉱山、生産コストの高騰、労働者問題と問題をはらんでいる。
2011年中旬に、コデルコの労働者は全国的な大規模ストライキを実施ここ20年で初めての。同年のチリの銅生産は減少した。CODELCO側はスポット的な短期契約労働者を増やそうとしている。
SPOT鉄鉱石大幅ダウン!TSI指標で前日比6.1$安の132.9$、ブリティンで6.5$安の133.02$。3カ月ぶりLOW。今週は2011年10月初週以来の大幅な下げとなった。10%の下落。中国の気づいてみれば大量の鉄鋼製品在庫増が嫌気された。トレーダー在庫で2230万トンに達している。
NYMEX原油、前日比0,42$高の93.45$。ドル安背景に上昇したが、米経済指標の悪化から上げ幅を削った。
インド政府、国営アルミNALCOの株を一部売却し1億1600万ドル集める。政府の財政赤字を減らす目的で。政府保有株比率は81%のうち5%を売却、あとさらに5%売る考え。
亜鉛、ここ6年間続いた供給過剰構造から脱する時期到来。モルガンスタンリー。米では2013年亜鉛需給は10万トンの供給不足と予想。今後4年はDeficitが続く。
為替TTS、15日は97.17円まで円安進む。15日の米株は11日ぶりに反落。前日比25.03$安の1万4514.11$。ここ数日の上げ一本で過熱感が台頭。利益確定の売りが広がった。JPモルガン株価の下落が響いた。

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