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材料市況速報

金属市況NewS vol.46

米労働省発表の先週までの週の新規失業保険週間申請件数は、2008年3月以来およそ4年ぶりの低水準と改善された。米商務省発表の1月の住宅着工件数は、前月の減少からプラスに転じた。米格付け会社のムーディーズ・インベスターズ・サービスが、世界主要17の銀行および証券会社の格付けを引き下げる可能性があると警告も、欧州株式相場はほぼ変わらず。ギリシャ救済策の遅れで売り先行も良好な経済指数が好感した。米経済の予想外の減速しない動向に注目が集まる。

しかし、ロンドン株式市場での鉱山株は3日続落している。米株式相場は上昇。S&P500種株価指数は3年ぶり高値に近づく。ダウ工業株30種平均は9日に付けた3年9カ月ぶりの高値を更新。NY原油は続伸し、6週間ぶりの高値。

中国国家情報センター(SIC)経済予測部は、中国政府が今年の成長率目標を8年ぶりの低水準に設定する可能性の見解を示す。

世界最大の銅鉱山であるチリのEscondida(エスコンディーダ)鉱山の2011年の銅生産量は819,261トン、前年比24.6%の大幅減少となった。世界金属統計局(WBMS)によると、2011年の全世界の銅市場の供給過剰は69,100トン。銅消費量は1950.9万トン、そのうち中国の見掛消費量(生産+輸入-輸出)が791.4万トンで全世界消費の40%を超える。2011年の精錬銅生産量は前年比2%増の1958万トン。

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