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材料市況速報

金属市況NewS vol.38

欧州連合(EU)首脳会議を受けて債務問題への懸念が和らぎ、財政規律強化や救済基金拡大に合意したことは好感。米国市場では、12月の消費者マインド指数(速報値)が67.7と、6月以来の高水準に上げたことも高評価。
しかし、来年の経済成長率見通しがプラス2.19%の米国に比べてユーロ圏はプラス0.5%にとどまるという調査や中国人民銀行は、来年の経済成長率が8.5%に鈍化する可能性が高いとの見方などマイナス要因も懸念払拭までには至らない。

米国・商務省は、10月の錫輸出量を先月比23.5%減の1,385,057キロと公表。前年同月は2,247,543キロであったので前年比38.4%減。1-10月での輸出量は16,343,241キロ。10月の錫輸入量は2,147,994キロ、先月比で15.8%、前年比で29.5%減。10月、亜鉛輸出量は1,656,037キロ、前月比13.6%増、前年比91%増。1-10月の亜鉛輸出量は20,457,833キロ。10月、亜鉛輸入量は33,183,200トン、先月比22.7%減、前年比0.02%増。
フィリピンのMines and Geosciences Bureauは、1-9月の同国の貴金属とベースメタルの生産価格を900億ペソ(21億米ドル)、前年比15%増と発表。
最大の銅消費国である中国の11月の銅輸入量は先月比17.9%増の452,022トンで2010年3月以来、20ヶ月振りの最高値。

ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、ユーロ安・ドル高に圧迫され景気に対する不透明感から急反落。金は7週間ぶり、銀は3週間ぶりの安値に沈んだ。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場、米株式相場も反落。

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